月のような神秘的で美しい光を放つムーンストーンは、比較的女性に人気が高く、また知名度も非常に高い天然石です。
(H i r o m . A:レインボームーンストーンのネックレス)
ムーンストーンが放つ青色閃光効果(波打つように見える光、表面に輝く外観)を最大限に活かすため、カボションと呼ばれるシェイプ(なめらかなドーム状)にカットされ、セッティングされることが多いです。
インドやスリランカが主な産地ですが、南北のアメリカ大陸、ミャンマーなどでも採鉱されています。
ムーンストーンの特徴
ムーンストーンは和名を月長石という長石の一種です。ヒンドゥー教の神話では、月光が固まってできたとされていますが、それはムーンストーンが構造的に石にあたる光を散乱しゆらめくような輝きを放つその様が、満月の光が薄雲を通し輝く様子を連想させるからでしょう。
いくつかのカラーバリエーションがあり、良く知られているものにレインボームーンストーン、ホワイトムーンストーン、ピーチムーンストーン、グレームーンストーン、ブルームーンストーンなどがあります。
(H i r o m . A:ピーチムーンストーンのネックレス)
ムーンストーンにこめられた意味
ムーンストーンには、女性を象徴する石、愛を呼ぶ石、といった意味がこめられていると言われています。また悪霊を退け、予知能力を高める力があるとも言い伝えられています。
女性のからだのリズムは月の満ち欠けと相関性があることは良く知られていますが、ムーンストーンも同じく、月の満ち欠けによってその見え方が変わると言い伝えられてきました。
女性も月もそれぞれ月との深いかかわりがあるとされていることから、ムーンストーンは”女性を象徴する”と考えられるようになったようです。
中世ヨーロッパでは恋人同士がムーンストーンを互いに贈ることで愛を深めるという風習もあったことから、愛を呼ぶ石として知られるようになりました。
またムーンストーンの力により未来をみることができると考えられている言い伝えは各地に多く残っています。古代インドでは満月の夜にムーンストーンを含み神からのお告げを受け取ったという伝説があり、中世ヨーロッパでは眠る前にムーンストーンを眺めることで未来を予知できる、という言い伝えもありました。
こうしたムーンストーンにこめられた意味から、お守りや女性の体調不良を整える効果、ヒーリングパワーがあると信じられています。
(H i r o m . A:ホワイトムーンストーンのリング)
誕生石
アレキサンドライトやパールとともに、6月の誕生石としてリストアップされています。
(H i r o m . A:グレームーンストーンのピアス)
つややかでなめらかなボディから放たれる光のゆらめきが美しいムーンストーン。見つめているだけでうっとりとするような魅力と、女性の心や体を整えてくれるとされるその力に魅了されます。
ムーンストーンのアイテム